【日本ダービー2016予想】ディーマジェスティ究極仕上げ、あとは”馬場”と”ペース”次第!
皐月賞馬のディーマジェスティの25日の最終追いきりは期待感高まる内容でした。美浦のWコースで先行した同厩の5歳馬シャラク(1000万下)の3馬身後方から進み、3コーナー手前ではシャラクに7?8馬身ほど離されてしまいます。もとよりこの馬は稽古駆けするタイプでもあるし逃げることが多い馬ですが、併せ馬にこの馬を選んだのは間違いでは?と思われるくらいに突き離していきます。
しかしディーマジェスティが直線を向いて手前を替えると驚異の末脚を披露します。直線半ばで並ぶと軽く追い出しただけで突き放し、ゴールでは逆に手綱を押さえる余裕を見せて2馬身先着しました。タイムは6ハロン80.2-64.4-49.4-35.9-12.6秒。3F35秒9はダイナミックなフォームがなせる業。
手綱を握った蛯名騎手も「時計は多少速くなったけど、馬場のいいところを選んで内めを回っている。これだけの時計を出せるんだから状態は良いと思う。」と状態の良さを評価しており、さらに「実力が拮抗しているメンバー。あとはツキを引き寄せることができれば」と付け加え初のダービー制覇に向けて自身も期待感に溢れているようですね。
仕上げは文句なし、鍵を握るのは”馬場”と”ペース”か?
前走の内容然り、調教の内容からも好調ぶりが伺えますし、文句のつけようがありません。万全過ぎて逆に怖いくらいです。中間発熱があったことで体調を心配する声もありましたけど、今はどのメディアでも「究極の仕上げ」やら「万全の状態」と好調ぶりを謳っておりますし、デキは相当良いとみて間違いなさそうです。
馬体の力感、弾むようなフットワーク、筋骨隆々なその姿からも典型的なパワータイプだと思われますが、皐月賞の時よりも太く見えますね。このあたりは母父ブライアンズタイムの影響でしょうか。筋肉質過ぎて距離延長や高速馬場への対応がやや気になります。状態面は申し分なく、あとはダービー当日の馬場とレースのペースが鍵が握ることになりそうです。皐月賞では息の入らないハイペースで強さを見せたこともあり、ダービーでもある程度流れる展開になればこれまでで一番強い競馬を見せてくれるかもしれません。