【日本ダービー2016】ヴァンキッシュラン、青葉賞組からダービー馬も夢じゃない？！
ヴァンキッシュラン（牡3、栗東）
生年月日：2013年03月18日
調教師：角居勝彦
馬主：島川隆哉
生産者：社台ファーム
通算成績：7戦3勝（3-3-1-0）
血統：父ディープインパクト、母リリーオブザバレー
実力十分、青葉賞からダービー馬も夢じゃない？！
ヴァンキッシュランは、当歳時に約2億円で落札された馬としてデビュー前から注目を集めていました。しかし、デビュー直後は勝ちきれない競馬が続き、4戦目でようやく初勝利を挙げます。
初勝利を挙げ500万に昇級したヴァンキッシュランは、2月に東京で行なわれた3歳500万下に出走します。この3歳500万下は、東京の芝2400mで行なわれるレースなので、日本ダービーと同じ舞台です。同じ舞台の3歳500万下に関西から遠征したということは、それだけ陣営が日本ダービーを意識していた表れと言えるでしょう。しかしレースでのヴァンキッシュランは、2位入線馬にクビ差先着し1着で入線するものの、ゴール前で斜行したことにより2着に降着となります。
その後は阪神でおこなわれたアザレア賞を勝利し、ダービートライアルの青葉賞に出走します。青葉賞では、直線で内側に斜行しますが2着馬を引き離し勝利しました。日本ダービーの最重要トライアルとされる青葉賞を勝利したので、本番でも人気を集めそうですね。
事実、2着に降着したものの実質的には2400m戦では無敗ですし、ヴァンキッシュランは日本ダービーと同じ東京2400mで2勝しているとも言えます。コース適性は十分なので、有力馬の1頭であることは間違いありません。ハイレベルとされる皐月賞組との力関係、直線で斜行してしまう癖は課題と言えるでしょう。いずれにせよ、青葉賞からここまで期待される馬が出走するのも珍しく、人気を集めそうな一頭となりそうです。
