【日本ダービー2016予想】ハイレベルな皐月賞組に挑む青葉賞組4頭!
青葉賞組、今年こそダービー馬を生むか!?
青葉賞組にとって日本ダービーで戦うメンバーはこれまで戦ってきた相手とは格が違います。青葉賞組は過去10年で2,3着と健闘はしているものの勝ちきれない結果が続いております(0-3-2-10)。ハイレベルとされる皐月賞組との力関係は微妙ですが、今年は期待される馬が多数出走しており、今年こそ青葉賞組からダービー馬が!と期待に胸を膨らませるファンも少なく無いでしょう。
今年の青葉賞組から出走する新鋭は以下の4頭!果たしてこの中からダービー馬は生まれるのでしょうか?
ヴァンキッシュラン(牡3)
生年月日: 2013年3月18日
調教師: 角居勝彦(栗東)
馬主: 島川隆哉
生産者: 社台ファーム
通算成績: 7戦3勝【3-3-1-0】
主な勝鞍: 16’青葉賞(G2)
血統: 父ディープインパクト、母リリーオブザヴァレー
青葉賞で重賞初勝利をあげたヴァンキッシュランは優先出走権を得て日本ダービーへ。3走前の条件戦では1位入着も外へヨレてしまって2着へ降着となってしまいましたが、4戦連続で1着に入線しており着実に力をつけてきている馬です。日本ダービーと同じ舞台である東京2400mを2戦しており、降着したことを抜きにして考えれば実質2勝しているようなもので、コース適性は十分にあると考えてよいでしょう。
レースのレベルが上がる中でしっかりと成長して結果を残していく姿を見ていると嫌でも応援したくなってしまいます。今年は例年以上にクラシック候補のレベルが高いので厳しい意見もありそうですが、逆境を乗り越えて驚愕の変貌!なんてことも大いに有り得ると思います。
レッドエルディスト(牡3)
生年月日: 2013年2月19日
調教師: 笹田和秀(栗東)
馬主: 東京ホースレーシング
生産者: ノーザンファーム
通算成績: 4戦2勝【2-1-0-1】
主な勝鞍: 16’大寒桜賞(500万下)
血統: 父ゼンノロブロイ、母ショウダウン
青葉賞2着馬のレッドエルディスト。2着に入着して賞金を加算できたのは良いのですが、長い距離でポテンシャルを引き出してきそうな気配があるようにも見えます。どちらかと言うと日本ダービー後の菊花賞の方が期待したくなりますがどうでしょうか。とは言え母系はいかにも2400mに向いてそうですし、前走は4コーナーほぼ最後方から直線だけで2着に突っ込んできた強い馬です。日本ダービーでも期待したくなる存在です。
最後の脚が持ち味ですが、どうしても展開に左右される部分があるのでまずは展開が向いてくれることが第一条件。緩めのペースで直線でトップスピードに乗せて行くというのが理想的で、格の上がるメンバー相手にどこまでやれるかが見どころといったところでしょう。前走のようにしっかりと早めに流れる競馬が好ましいですね。
プロディガルサン(牡3)
生年月日: 2013年2月22日
調教師: 国枝栄(美浦)
馬主: 金子真人ホールディングス
生産者: ノーザンファーム
通算成績: 4戦2勝【2-1-0-1】
主な勝鞍: 15’芙蓉S(OP)
血統: 父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー
青葉賞4着馬のプロディガルサンはセレクトセールで2億円近くの値をつけた”超”良血。とは言えまだOP勝ち止まりで重賞では惜しい競馬が続いております。青葉賞では好位を進むも最後の直線ではもうひと伸びがなく、後ろに交わされてしまいます。プラス8kgの馬体重で約5ヶ月ぶりのブランクの影響もありそうですが、明け2走目となるダービーは上積みに期待したいですね。
金子真人ホールディングスからはこの馬とマカヒキ、マウントロブソン、そしてイモータルというまさかの4頭出し。マカヒキが皐月賞の上位組で有力候補の一角ですが、プロディガルサンも潜在能力は一級品。田辺騎手との新コンビにも期待です。
マイネルハニー(牡3)
生年月日: 2013年5月10日
調教師: 栗田博憲(美浦)
馬主: サラブレッドクラブ・ラフィアン
生産者: 高昭牧場
通算成績: 7戦2勝【2-1-1-3】
主な勝鞍: 16’フリージア賞(500万下)
血統: 父マツリダゴッホ、母ブライアンハニー
青葉賞ではハナにたって後続を離していきますが、最後は伸びを欠いて8着に敗れました。力不足の不安や距離の不安はありますが、レースを面白くしてくれる存在として注目しておきたい一頭です。馬格もある馬なので、力のいる重馬場になれば最後も見せ場を作れそうな気がしますが、いずれにせよ馬場の助けがないと厳しそうです。
前走は少々逃げ方も力んでいたようで、直線では持ちませんでした。ゆっくり逃げられるという意味ではダービーの距離は良いと思いますので、力のいる馬場になった時は抑えておきたい一頭です。